建築確認申請が無い

先日、リフォームコンパス東京表参道店にM様がご夫婦で来店くださいました。

当初、暮らしの診断シートにご入力をいただいており、

またご予約の際にも事前にお知らせをいただいておりましたが、

M様はお寺のご住職でいらっしゃいました。


今回のご相談については、元々お寺の借地として貸されていた物件を

買い戻すことになった為、その家屋の有効利用のためにリフォームを検討されていらっしゃるとのことでした。

既に新築をされることも検討済みでいらっしゃいましたが、

どうしても買い戻しの際に資金が必要になっており、

建物はできるだけ抑えて計画をしたいとのお話で、リフォームがお考えの中心になっているご様子でした。


実は建物自体が築50年程の木造住宅で、元の住人の方が増築をされていたりと

かなり複雑になっている様子も伺えました。

また、大手の会社に相談した際には、建築確認申請書が無い場合、

そもそも対応が難しいという説明を受けられており、どうして良いかと非常に迷っていらっしゃったようです。


実際に建物の築年数が古い場合など、新築時に行政に対して行う届出、

建築確認申請が出されていないケースも多く見られます。

また、出ていても申請通りの建物になっていない場合や、

申請通りであることを役所がチェックした、確認検査済証が発行されていないケースなど

実は割と良く出てくるものでもあります。


一方で、木造2階建ての住宅の場合には、

一部の内容を除き、リフォームでは建築確認申請の必要が無いケースも多く、

先ほどのそもそも建物が建築確認申請を受けているかどうかという点では、

むしろ各リフォーム会社ごとの取り決めや施工条件になっているという面があり、

一概に言えるところではありません。


そういう意味では、やはり複数の会社に現状を見てもらい、

しっかりと相談をしていくことが大切になってくる訳です。

M様にはそういったお話をさせていただき、

2社の紹介をさせていただくことになりました。

いずれも大手の会社ではありませんが、大規模なリフォームに長けた会社です。


ご自身で住まれる家ではないものの、

なんとかしなければいけない、という思いで動かれているM様には、

少し安心していただけたように思います。


ぜひ、良い方向性を見出していただけたらと思いました。

M様、ご来店ありがとうございました。



Kousuke Kitamura



Reform Compass  東京表参道店 Staff Blog

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