サンルームの取り扱い -Remote Compass-
先日、S様より2回目のリモート相談のご依頼を承りました。
以前のご相談の際には、4社のご紹介をさせていただいていたのですが、
その後の進捗状況などを踏まえ、ご相談事項があるとのことで、お約束させていただきました。
S様からは、ご紹介させていただいた4社のそれぞれの状況をお聞きすることができたのですが、
建物の既存部分について、会社ごとに見解が異なる点が出てきていました。
特に大きかったのは、既に設置されていたサンルームが法的に問題があるという点でした。
サンルームというのは、アルミ製のフレームと透明パネルでできた既製品のことで、
簡単に居室スペースを拡張できる商品なのですが、
建築基準法上の判断としては、あくまでも増築に該当するため、
地域やその大きさによっては、本来は行政への申請が必要な内容となることが多いのです。
ただ、実際のアルミ製品の施工については、地域の専門店やホームセンターなど、
DIYの延長線上のような雰囲気があり、申請などをされていないケースがほとんどです。
今回ご紹介させていただいた会社の中には、
法的に問題があるという理由で撤去を前提とした提案になる会社が複数見られました。
ただ、S様のお父様はその撤去を望んでおられず、どうしても検討できる会社が絞られてしまっておりました。
法的な判断というのは、既存建物を取り扱うリフォームの場合には、
どうしても避けられない要素があります。
またリフォーム会社の方でも、特に全国的な展開をされていらっしゃる会社ほど、
どうしてもその判断は厳しくなってしまい、融通が効かない可能性が高くなります。
そういう意味では、やはり色々な会社の説明をしっかりと聞いていただきながら、
最終的にはお客様側で会社を選んでいくことが必要になるのかと思います。
S様の場合ご紹介会社のうちの1社が、既存部分で手をつけないところ、ということで
特に撤去をせずに進めてくれる方向での提案になっていたものの、
対応自体がそもそもできないと言われた会社も複数あり、
この日はあらためて2社を追加でご紹介させていただく形となりました。
S様からはその後にまたご連絡をいただき、
1社に絞ってお話を進められるとお伝えいただくことができました。
サンルームの件だけでなく、全般的な提案内容や打合せの進め方など、お父様も含めて非常に気に入られたとのお話でした。
ぜひ引き続きじっくりと打合せを進めていただき、良い形で最終のご決定をしていただけたらと思いました。
S様、リモートでのご相談、ありがとうございました。
Kousuke Kitamura
7月18日スタート!波瑠主演 新・月10ドラマにて
リフォームコンパスがリノベーション監修をさせていただきました。
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