結論を急ぐリフォーム会社
関東地方はなんと6月中に梅雨が明けるという
かつてない短い梅雨でしたね。
そしてまた今日も真夏日…。暑いです(笑)
さて、そんな暑い中、少し前にご来店いただいていたS様ご夫妻が
あらためてリフォームコンパス東京表参道店にお越しくださいました。
先日リフォーム会社さんをご紹介したばかりだったので、
相談がしたいことがあって・・・というお話に、
何か対応が悪い会社さんでもあったのかな?と少し不安を感じましたが、
よくよくお話を伺ってみるとこうでした。
リフォームコンパスのご紹介より前に、ご自身で見つけて声を掛けられていた業者さん。
自然素材を多用したおしゃれなイメージを前面に打ち出していらっしゃるところなのですが、
なんでも次の打合せ時には、図面だけでなく様々な資料を用意するので、
その場で結論を出して欲しい、と迫られたようなのです。
こちらでご紹介した業者さんは、まだ現地調査を終えたばかり。
ラフプランは兎も角、しっかり打合せをしてS様にご夫妻にご納得いただく提案をするには
まだもう少し時間が必要です。
いや、むしろその業者さん自体も、一回目の提案だというではありませんか。
リフォーム業界は本当に多くの建築関連業者が参入していますので、
そのやり方も様々なのが実情です。
一方で、「提案をつくるのにもお金が掛かってない訳じゃないんですから」というニュアンスで
しっかり検討してもらう隙を与えない営業姿勢は
日頃お客様の立場を最重要だと思っている、私たちの考え方とは反します。
S様ご夫妻はまだ提案も見ぬうちから結論を迫られて、
焦ってご相談にいらしたのでした。
なんとその件では、滅多にしない夫婦喧嘩にまで至ったとの事。
ただごとではありません。
リフォーム、特に大規模なリフォームの場合は、
特定の商品を買う判断とはまったく別物です。
どうすればお客様の暮らしが良くなるのか、をそれぞれの会社・担当者から
想いを込めて提案してもらってこそ、満足のいくものができあがります。
私は一般的に、そのような決め方はするべきではないということ、
それぞれの会社と、しっかりと打合せを重ねて、
その後に判断すべきだということをお伝えしました。
すると、ようやくS様ご夫妻のお顔に安堵の表情が見られました。
「どのような提案が出てくるだろう?」と
本来ワクワク楽しみにしているべきところが、不安でいっぱいになっていらっしゃったのです。
「困ったら、またご相談します!」
ご夫婦はにっこり笑いながら、帰って行かれました。
打合せはまだ始まったばかり。
素敵なお家になるように、陰ながらお力になれればと思います。
S様、ぜひまたご来店ください!
Kousuke Kitamura
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