要望を細かく伝えすぎた結果…

少し前に、リフォームコンパス東京表参道店にM様がご来店くださいました。

M様は女性お一人住まいでいらっしゃいましたが、

新築の時から住んでいらっしゃったマンションが少し古くなってきたこともあり、

家具なども含めて新調し、お部屋全体をリフォームされるお考えでした。


ご希望としては水まわりは全て交換で、デザイン的にはそこまで凝ったものではないものの

収納不足である点も含めて間取りの提案などをご希望でいらっしゃいました。

また既に当該マンションのディベロッパー系のリフォーム会社には相談されており、

比較検討のための会社を希望されていた形となります。

報告書については、当初のお問合せ時にお送りしていましたので、

この日はそこに記載させていただいた会社についてご説明し、

2社をご紹介させていただくことになりました。


そして先日、会社を決定される前の段階として、

色々と悩まれていらっしゃるとのことで、改めてご来店くださいました。

各社とのお打合せの様子を聞かせていただくと、

どうやらM様の方からご要望をリスト化して細かく伝えられていたご様子で、

各社から提案があまり出てこないことについて、

ご判断において迷いが出てきていらっしゃるとのことだったのです。


実は、特に大規模リフォームにおいて、

細やかに要望を伝えすぎることは、あまり良い結果につながらない場合があります。

リフォーム会社や担当者の方々は、色々なお客様・現場を経験していたりしますが、

ご希望の内容があまり明確になりすぎると、

リフォーム会社からの提案の機会や提案しようという意欲を削いでしまう可能性があるのです。

その場合、どうしても価格面だけに目がいってしまいがちで、

お客様がオーダーしたことについては、お客様ご自身でチェックしなければならなくなります。

ところが、大規模なリフォームの場合には、決めなければならないことや要素が非常に多く、

お客様がその全てに指示を出せるとは限りません。

また他の様々な要素とのバランスといった観点では、

経験のないお客様にとっては、良い指示ができるかどうかも難しいところかと思います。


M様には、各社ともう少ししっかりとコミュニケーションを取っていただくこと、

見積りについても提出してもらうだけでなく、内容をしっかりと説明してもらいながら、

判断していくことが重要であることをお伝えさせていただきました。


お忙しい中で、なかなかお時間的にも難しいのかもしれませんが、

ぜひ良い形でお打合せを進めていただけたらと思います。


M様、ご来店くださいまして誠にありがとうございました。




Kousuke Kitamura



Reform Compass  東京表参道店 Staff Blog

リフォームコンパスの東京表参道店 スタッフのブログです。 日常のことなどを書いています。 本サイト店舗ページ http://www.r-compass.com/store/

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