不動産屋さんの紹介
先日、リフォームコンパス東京表参道店にK様がお越しくださいました。
奥様お一人でのご来店で、事前のお問合せ等はありませんでしたので、
まずは詳しくお話を伺わせていただきました。
K様はご主人様が他界されていらっしゃるそうで、高校生の息子さんとの二人暮らしとのことでした。
またご計画については現在のお住まいをとお考えだったものの、
別にもう1軒マンションをご所有で、そこに住むお母様が施設に入られたため、
1つを売却して今のお住まいをリフォームしようというお考えでいらっしゃいました。
実は今のマンションについても中古で購入されており、
ご入居のタイミングでリフォームをされたことがあるそうなのですが、
不動産会社に紹介されたリフォーム会社が、とにかく「最低」だったようで、
今回はちゃんと納得する形で自分の気に入るお家にしたい、というお考えを強くお持ちでした。
K様からはご希望されていることや現在のお部屋でご不満な点などを色々とお話しいただくことができました。
不動産仲介の際に不動産屋さんからリフォーム会社を紹介されるケースというのは、
実は非常によく耳にします。
ただしそこには特有の注意点があるため、気をつけなければいけません。
まず1点は不動産会社はあくまでも仲介による売買を目的としているため、
リフォーム費用が高いという印象を持たれることを避ける傾向にあります。
そのため紹介する業者というのは、内装を替えるだけ、設備の一部を取り替えるだけ、
といった工事を主体としている業者であることが多いのです。
そもそもリフォームの工事やその業者のことを把握していることも少ないので、
お客様のことを考えた紹介にはなかなかならなかったりするのです。
また次に、リフォームの計画自体が購入以降となる場合は特に、
資金計画の際に適当に予算どりされるリフォーム費用が極端に安すぎることが多く見られます。
こちらも同様に売買を早く成立させたいため、
表層のみの簡易的なリフォーム費用を目安にお客様に全体の計画を提示し、
結果的にご希望のリフォームが到底できない、ということを後で知ることもあり得るのです。
K様がおっしゃられていた印象がどういったものによるものかは分かりませんが、
不動産屋さんからの紹介によるリフォームというのは、
私たちの目から見ても、残念ながらあまり良い印象はありません。
K様には提案力がある会社をピックアップしてお話しし、うち3社をご紹介させていただくことになりました。
K様からは、「不安があったんですが、来て本当に良かった!」と安心した様子でお言葉をいただくことができました。
ぜひじっくりと打合せを進めていただけたらと思います。
K様、ご来店いただきありがとうございました。
Kousuke Kitamura
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