越えられない壁
先日、リフォームコンパス東京表参道店にH様がご夫婦で来店してくださいました。
事前に暮らしの診断シートからお問合せはいただいていたのですが、
詳しくお話を伺ってみることにしました。
H様のご計画のお宅は1階がRC造、2・3階が木造の混構造住宅でした。
実は現在はそのお隣にお住まいで、ご計画はご実家にあたるとのことでした。
既に空き家になっているため、そこをリフォームして二世帯にし、
現在のお家をお子様に譲られるというお考えでした。
ただし、1階部分というのがやや複雑なつくりになっており、
外階段があるようなやや特殊なものになっていました。
ご主人様の希望としては、屋内で移動ができるように改造するか、
あるいは難しければ増築をして動線を確保したい、とのお考えでしたが、
混構造の場合の特殊な構造設計になっている点や、増築がおそらく法的にも難しいであろうという見解をお伝えさせていただきました。
とはいえ、個別の建物ごと、また会社ごとにその判断が分かれる可能性があるのがリフォームですので、
構造技術力を中心に、提案力なども踏まえて5社のご案内をし、
うち4社をご紹介させていただくことになりました。
実はその後、H様からは新築にすることになった、とご連絡をいただきました。
リフォームでも色々なことができるのですが、
最もハードルが高くなるのは、やはり構造と法規の部分です。
お客様のご希望に対して、できることが大きく制限されてしまったことが、やはり大きかったのかと思います。
今回は残念ながらお手伝いをすることができませんでしたが、
ぜひご家族皆様が楽しく暮らせる良いお家づくりをしていただけたらと思います。
H様、ご来店いただきありがとうございました。
Kousuke Kitamura
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