建てた大工さんが増築
先日、リフォームコンパス東京表参道店にH様が奥様お一人でお越しくださいました。
最初に暮らしの診断シートからお問合せを頂戴したのですが、
返信や幾つか質問を含めた内容でのメールをお送りしたところ、
そのまま来店のご予約をいただいた形でした。
H様のご計画は現在のご自宅で、築27年ほどになる木造住宅でした。
これまでにも大規模なリフォームを計画されたことがあったそうで、
昨年に大手リフォーム会社に依頼をされて、プランが既に出ていたものの、
その時は住みながらの工事が難しいという話で、
お仕事の忙しさから延期されていらっしゃったとのことでした。
特に気になる点をお伺いしたところ、2階に傾きを感じられること、
新築後数年経ってから、建築した大工さんによって増築をされており、
その部分に雨漏りが発生していることなどをお話しくださいました。
実はこの「大工さんによる増築」というのが厄介な場合があります。
というのも、大工さんはあくまでも職人さんなので、建築に関する法律を熟知しているケースが少なく、
構造上・法規上で問題になる可能性があるのです。
今回はまさにそれが懸念される状況にあり、
場合によると現在の建築基準法上は問題となることも考えられるものでした。
ただし実際の建物については、現地の状況をしっかりと確認しなければ、
断定的なことが言える訳ではありません。
そこで私の方からは、ご計画を進める上では問題が出てくる可能性があることや、
しっかりと診断・提案ができる会社に相談いただくことが必要になる旨、お話をさせていただき、
4社の紹介をご依頼いただきました。
またH様からは、「相談に来てよかった!」とのお言葉をいただくことができ、私も嬉しく思いました。
ぜひそれぞれの会社の説明を聞いていただきながら、良い形でご判断いただけたらと思います。
H様、ご来店いただきありがとうございました。
Kousuke Kitamura
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