新築かリフォームか
先日、リフォームコンパス東京表参道店にK様がご来店くださいました。
K様は暮らしの診断シートからお問合せをいただいておりましたが、
メールでお返事をさせていただいた際にそのまま来店のご予約をいただきましたので、
まずは詳しくご計画内容について伺うことにしました。
K様のご計画は築40年ほどの木造2階建ての住宅で、
現在は別のところにお住まいで、約15年程は空き家にされていたそうです。
ただ1年ほど前からは、1週間〜2週間に一度は現地に行き、
お片付けを進めていらっしゃるとのお話でした。
また、K様はリフォームと同時に建て替えも検討されていらっしゃるようで、
近々新築の会社とも打合せを予定されていらっしゃると教えてくださいました。
リフォームをご計画のお客様の場合、お家が比較的古くなっていることが当然多いのですが、
やはり建て替えか、リフォームか、という点で迷われる方も少なくありません。
ただし気をつけなければならないのが、新築で提示される見積りが極めて概算的で、
建物本体以外の費用(諸費用とも呼ばれます)について、詳しく提示されていないケースがあるということです。
既存の建物を工事していくリフォームとは異なり、
新築には建物の建築費以外にもさまざまな費用が発生します。
建て替えの場合には既存建物を解体する費用が必要となりますし、
建物周辺の工事(外構工事と呼ばれます)や給排水・ガスの引き込み工事、
その他申請や登記に関する費用などが必要となることがあるのです。
建て替えとリフォームを比較する場合、
やはりそれらを含めた総額で検討しなければなりません。
特に注意すべきなのは、地盤に関する費用です。
新築をした場合、建物は10年以上保証しなければならないため、
メーカーは弱い地盤にそのまま建物を建てることを避けますので、
杭を地中に打ち込んだり、地盤そのものにセメント系の材料を練り込む、
地盤改良と呼ばれるような工事を行なったりします。
ただそれらの費用は契約後に提示されるケースもあるため、
軟弱な地盤だったりする場合には、かなり高額な工事になることも考えられる訳です。
K様にはそういった点も情報としてお伝えしつつ、
提案に期待ができるしっかりしたリフォーム会社を5社提案させていただき、
うち4社をご紹介することとなりました。
ぜひ新築の方も含めて、じっくりと比較検討をしていただけたらと思います。
K様、ご来店いただきありがとうございました。
Kousuke Kitamura
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