難しいご要望
先日、リフォームコンパス東京表参道店にY様がご家族でご来店くださいました。
中古でご購入されたマンションの全面的なリフォームをお考えだったのですが、
最上階のお部屋の吹き抜け部分を床組みして部屋として利用したいとのご希望でした。
実は、これは増築にあたるため、非常に難しい計画ではあるのですが、
Y様曰く、売主の方と不動産仲介業者双方が、
元々そのような前提で設計されているので、大丈夫ですよ、との見解だったそうなのです。
少し専門的な話にはなりますが、
建物を新築する場合には、建築確認申請という行政への届け出が必要です。
そこで、基準法的に問題が無いかどうかを判断してもらう機会なのですが、
例えば床組みをされた状態で申請と検査を通し、
その後減築のような形で床を撤去して吹抜を設けていたとしたら、
絶対にないとは言い切れません。
そこで、色々と調べてもらいながら進めていきましょう、ということで
4社のご紹介をさせていただくことになりました。
もし、増築の申請をするとなると、個別の家とは違って
建物全体の増築申請をすることになります。
許可がもらえるかどうかも分からないまま、かなりの期間を要して申請の手続きをしていくことになりますので、
これはかなり難しいことだと思われます。
その後、Y様は直接区の指導課にも相談に行かれ、
同じような説明を聞かれたそうです。
管理会社からの明確な回答がなかなか無い中で、模索されていらっしゃるところかとは思いますが、
ぜひY様の納得のいく形のリフォームができればとお祈りしています。
Y様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura
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