要望はまとめすぎない

先日、リフォームコンパス東京表参道店にＮ様が奥様お一人でご来店くださいました。

お住まいのマンションが築40年を超え、

20年ほど前にご購入時にリフォームをされて以来触っていらっしゃらないとのことで

配管のやり替えまで含めてのスケルトンリフォームをご希望でいらっしゃいました。

Ｎ様はかなり具体的なリフォームイメージをお持ちで、

ご希望内容もすでにリスト化されたものを持ってきてくださいました。

大掛かりなリフォームを考えるときに、

要望事項をまとめておくことは大切です。

今回のリフォームでどの様な暮らしを実現したいのか、しっかりと考えておくと

リフォーム会社との打合せもスムーズにいったりします。

一方で、要望事項を具体化しすぎることは、実はあまりお勧めをしていません。

なぜ？と思われるかもしれませんが、

例えば、キッチンをこの位置にして、収納をここに用意して…と思い描くことは楽しいのですが、

本来手に入れたい暮らしのスタイルを実現させるためには、

もしかすると、もっと別の方法があるかもしれないのです。

例えば、経験の豊富なリフォーム会社の担当者さんは、

お客様のご意向をしっかりと受け止めつつ、プロとしての経験や知識、そして技術的判断を元に

より良い提案をしてくれる可能性があるのです。

あまり具体的に指示をし過ぎると、せっかくのそういった知識を活かせない可能性がある、という訳です。

Ｎ様の場合は、ある程度項目としてはまとめていらっしゃいましたが、

決して指示的な内容ではなく、デザイン面も含めていろいろと提案をして欲しい

とお考えでしたので、

デザイン力と提案力を中心に、４社のご紹介をさせていただきました。

いずれも提案には期待できる会社ばかりです。

少しリフォームについてはご希望されていらっしゃったものの、

ようやくご主人様も前向きになってきたタイミングとのことでしたので、

ぜひ、Ｎ様には思い通りの素敵なお家にしていただきたいと思いました。

Ｎ様、ご来店ありがとうございました。

Kousuke Kitamura