受け継いでいく家
先日、リフォームコンパス東京表参道店にO様が奥様お一人でご来店くださいました。
元々、暮らしの診断シートからお問合せをいただいていたのですが、
選定報告書をお送りする前に、来店のご予約をいただいたため、
この日は改めて詳しくお話をお伺いする形になりました。
O様のご計画ですが、都内の木造のご実家をリフォームして、
ご両親と一緒に住むというもので、築年数は50年弱ほど経っているとのことでした。
元々はO様の祖父母が建てられ、夏に亡くなられたお婆様は
ずっと家のことを気にされていらっしゃったそうです。
受け継いだお家をご両親と一緒に大切に使いたいとお考えだったのですね。
その一方で、現在のマンション住まいとは違って、とても寒いこと、
段差が多く、ご両親の将来を考えても心配があること、
また昨今の地震についても大変気にしていらっしゃるご様子でした。
特に耐震については、昭和56年に設けられた新耐震基準以降の建物であるかどうかで
家の耐震性能は大きく変わっているのですが、年数的にはやはりそれ以前の建物となり、
「耐震」の概念そのものが盛り込まれていないことが想定されます。
また、今回は二世帯住宅としてのリフォームをお考えでしたので、
大幅に間取り変更をする上での構造的な技術力はもちろんのこと、
いかに暮らしやすい家にするか、という点ではリフォーム会社からの提案がとても大切な要素になってきます。
そこで私の方からは、リフォームの進め方なども踏まえながら、
提案に期待のできる会社、4社をご紹介させていただくことになりました。
いずれもデザイン的な提案力もある会社です。
O様には期待感も持っていただきながら、お帰りいただくことができました。
やはり相談できたことで、少し安心していただけた様です。
ぜひご家族の想いを引き継ぎながら、良いお家にしていただけたらと思います。
O様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura
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