提案には根拠が必要
先日、リフォームコンパス東京表参道店にT様が2度目の来店をしてくださいました。
以前にお越しくださった際には、ご計画の内容を伺い、2社のご紹介をさせていただいておりましたが、
その後お打合せを進められ、各社との打合せの様子などをお聞きすることができました。
ご計画そのものについては、築40年以上の木造の住宅でしたが、
大幅な間取り変更というよりは、将来に向けて外部を中心として全体的なリフォームを
今のうちにしておきたい、というお考えで、
ご自身で依頼された1社を含め、3社でそれぞれ見解や提案が異なっている様子がありました。
特に大きなポイントとして、T様ご自身は屋根の葺き替えを考えていらっしゃったところ、
2社は葺き替えを前提として提案を、もう1社は屋根を残した状態で、
別の提案に力を入れたプランが提示された様でした。
実はお客様のご意向というのは、絶対に正解かといえばそうではありません。
例えばお客様が古くて使えないと思っている屋根でも、
実は調べてみれば、まだ利用のできるものだったりする場合、
そのタイミングでのリフォームは、他の点に力を入れた計画にされた方が良いことも考えられます。
またそうした提案を受ける中で、お客様のお考えも変わっていくケースも多く、
実力がある会社や担当者ほど、お気持ちを汲み取りつつ様々な点を考慮して
お客様にとってベストなものを提案してくれたりするのです。
ただ、今回のT様の件については、屋根を残しても大丈夫だという調査や点検があった訳ではなく、
T様にとっては、単純に要望通りにしてくれなかった、という印象だけが残ってしまった様です。
やはり大切なのは、なぜそういった提案をしているのか、という根拠の様な部分や
リフォーム会社側の「思い」の様な部分なのではないかと思います。
T様からはその後、ご紹介のもう1社で進めていかれるとのご連絡がありました。
ぜひ細かな部分についてもご確認や提案をしてもらいながら、納得のいくリフォームにしていただけたらと思います。
T様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura
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