1階の間取りを変えたいんです。
先日、リフォームコンパス東京表参道店にK様奥様がお一人でご相談にいらっしゃいました。
元々ご両親が工務店で建てた木造のお家。
お母様の身長に合わせた低くて奥まったところにあるキッチンは使いにくく、
数年前、お母様のご存命中にリフォームを考えられたそうです。
ところが、当時お母様がご高齢だったこともあり、
環境の変化は良くないとのアドバイスを受けられて、断念されたという経緯があったとの事でした。
まさに、大規模なリフォームはご家族のご事情が非常に重要となります。
ご不自由を感じられながらも、前回はタイミングではなかったのかもしれませんね。
今回はお母様の使っていらっしゃったお部屋や、水まわり・LDKを大きく見直すリフォームとなります。
基本的には1階のみのご計画。
キッチンは対面式をご希望でいらっしゃいますので、
水まわりに関しては、間取り変更が必要になることでしょう。
タイル張りで冬場にとても寒かったり、必要以上に大きな窓など、お風呂に関しても色々と改善すべきポイントがあります。
こうしたご要望のときに、気をつけたいところがあります。
それは、「1階のみの間取り変更」という点。
築28年の木造住宅でしたので、昭和56年の新耐震基準以降の建物ではあります。
ところが、今回水まわりを含めた間取り変更のリフォームを考えた場合、
間取りのことだけを念頭に柱や梁の撤去・新設をおこなっていくと、
姿かたちこそ綺麗にはなっても、
元々の耐震性能を弱めてしまう恐れが非常にある、ということです。
耐震性能というのは、柱と梁で構成された壁の量と配置バランスで大きく異なります。
間取り変更では、この壁の移動が発生するので、バランスが大きく変わる場合があるのです。
今回は、そういったポイントもお伝えしながら、
しっかりとご要望を汲み取ってくれる姿勢や、親身になって相談に乗ってくれるということを中心に
リフォーム会社の選定をし、ご紹介させていただくことになりました。
K様からは、
「先日、そちらに伺いお話をさせて頂き、
このリフォームで何がしたいのかが明確になってきたように思います。
それを生かして、まずは最初の面談に臨みたいと思います。
今後も、色々と疑問、迷いなど出てくると思います。
ご相談に乗って頂けると心強いです。
どうぞよろしくお願い致します。」
とメッセージをいただきました。
これから打合せがスタートしていきますが、リフォームコンパスとしてもしっかり応援させていただきたいと思っております。
K様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura
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