スケルトンの罠
先日、リフォームコンパス東京表参道店にW様が兄妹でお越しくださいました。
元々は妹さんの方からお問合せをいただいていたのですが、
お兄様がお一人で住むご実家の計画ということで、マンションの全面リフォームをご検討とのことでした。
ご計画のマンションは築40年ほど経過しており、
10年前にトイレやお風呂、室内の壁紙の張り替えなどはされたことがあるとのことでした。
ただし今回は配管の心配もあり、スケルトンリフォームをご計画でいらっしゃいました。
特にマンションのご計画の中でよく使われる様になった「スケルトンリフォーム」という言葉ですが、
意味合いとしては、下地も含めた全ての内装部材を撤去し、
一旦コンクリートの躯体(くたい)のみの状態にして、改めて施工をすることを指します。
ただし、言葉が先行しすぎるあまり、
例えばスケルトン状態にする必要があるのか、という内容のものまで
「スケルトンリフォームにしたいんです」と伝えられるケースがあります。
そうするとそれを聞いたリフォーム会社は、「スケルトンリフォーム」にしなければならないものとして、
例えば下地を活かす形での提案などをしなくなる可能性が出てきます。
W様の場合、配管のやり替えも気にされていらっしゃいましたので、
ある程度下地をめくる工事が必要になる場合も考えられますが、
様々な選択肢を考える上では、リフォーム会社への伝え方次第ではその幅が狭くなってしまう可能性があるということです。
W様には候補となるリフォーム会社を6社ピックアップさせていただき、
そのうち4社をご紹介させていただくことになりました。
妹さんの方からは、「これからの道が見えたようで安心しました!」とのお言葉を頂戴することができました。
ぜひじっくりと良いお打合せをしていただけたらと思います。
W様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura
0コメント