ストレッチもできないんです
先日、リフォームコンパス東京表参道店にH様がご夫婦で来店くださいました。
詳しくお話を伺ってみると、H様のお住まいは築23年のマンションで、
新築時からお住まいになっていらっしゃるとのこと。
年数的に水まわりの設備機器などが古くなってきており、
リビングのクロスも一部めくれたりしてきている様子で、そろそろ…とお考えになったそうです。
H様はご夫婦お二人での生活で、広さ的には極端に狭い様でもありませんでしたが、
元々収納が小さいつくりになっていたそうで、
ものが溢れてしまってストレッチもできない、と奥様が嘆いていらっしゃいました。
お片付けに苦心されており、人も呼べないというところに大きなご不満を感じていらっしゃった様です。
今でこそ建築前に間取り変更可能なものもありますが、
新築時のマンションは、基本的には広さに応じた「一般的な暮らし」を想定されたもので、
入居する家族の特別な事情などは一切そこに入れることはありません。
周辺や立地の相場価格から、販売価格は最初に決まってしまっており、
一部のお客様が喜ぶ「かもしれない」提案要素などは、基本的に組み込む余裕がないのです。
一方でリフォームの場合は全く方向性が異なります。
特に今の住まいに何らかのご不満を感じるお客様が大規模リフォームを計画されることが多く、
それぞれのお客様にとって、どのように変えることがその後の生活のクオリティを高めるのか、
リフォーム会社はそこに注力して提案することになりますし、
お客様は新しい暮らしへの期待に胸を高ならせながら、打合せを進めることになるのです。
H様ご夫妻は、お二人暮らしとはいえ大型の荷物やストック品などの多いご家庭です。
収納の提案は単にスペースを設ければ良いというものではなく、
何をどこにしまうと便利なのか、空間を上手に利用できるのか、という点で、
リフォーム会社の担当者には非常に細やかな提案力が求められます。
その日は6社の候補をピックアップし、後日H様からは紹介のご依頼をいただくことができました。
ぜひじっくりと楽しみながら打合せを進めていただけたらと思います。
H様、ご来店いただきありがとうございました。
Kousuke Kitamura
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