こだわりの空間
先日、港区にお住いのO様がリフォームコンパス東京表参道店にお越しくださいました。
ご夫婦で来て下さったO様でいらっしゃいましたが、
詳しくお話をお伺いしてみると、実はすでに1社とリフォームの相談をし、
一旦はご契約までされておられたご様子なのです。
O様のお住まいはマンションで、それほど広いお部屋ではないのですが、
ご夫婦二人でお住まいになられるのに、使い勝手にこだわったスケルトンリフォームをご計画でいらっしゃいました。
どうしても広さをカバーするために、収納には力を入れなければならず、
O様のお家に合わせた造作家具で工夫したい、とのご要望だったのです。
当初契約まで進められていた会社さんは、
いざ具体的な打合せに進んでいくと、そういった造作部分などについて、
なかなか回答がなかったりして打合せが進まず、
O様は不信感を募らせる結果になってしまった様子なのです。
結果、解約ということになった訳です。
一般的に、造作家具と現場に入る大工さんとでは、仕事のジャンルがまったく別物です。
大工さんに家具を作って欲しいと頼んでも、簡単な棚程度ならやってくれるでしょうが、
箱ものや特に引き出し・扉といった造作部材については、
狂いの少ない工場での設計・施工が必要で、最後はそれを現場に持ち込んで組み立てる、という工程になるのです。
おそらく、そういった部材についての扱いが慣れていらっしゃらなかったのかもしれませんね。
ただ、そうした工事はやや特殊なものになりますので、
それこそ、どの会社にでもできるという訳ではありません。
かなりデザインやインテリア提案が得意な会社であれば、専門の家具屋さんとの取引があったりして
取り扱いに慣れていらっしゃいますが、
そうしたルートは一般的ではないのです。
色々とお話を伺った上で、私の方からは3社のご紹介をさせていただきました。
とはいえ、そのうち1社は後日、対応に限界があるとして辞退されましたので、
現在は2社でご検討をされていらっしゃいます。
O様には、ぜひじっくりと打合せをしていただき、良いご判断をしていただけたらと思います。
O様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura
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