リフォームを断念

先日、リフォームコンパス東京表参道店にS様ご家族がいらっしゃいました。

実はその前にお問合せをいただいていたのですが、

娘夫婦が再建築不可の少し古い木造の家をリフォームして住むということで、

ご夫婦と娘さんご夫婦の４人でご相談に来て下さったのです。

実はS様は以前に建築の会社にお勤めされていた経緯もあり、

建築の会社の内情を少しご存知の様子でした。

そこで、大規模リフォームならではの特性や、

会社ごとの違い、提案に関する姿勢などのお話をいろいろとさせていただきました。

もちろん、若いお2人にとってはリフォームのご経験などはありませんし、

どうしたら良いのかも分からない未知の世界です。

建物の様子なども詳しく教えていただきながら、

しっかりと調査をしてくれ、提案力にも期待ができる会社について

ご説明をさせていただきました。

娘さんご夫婦はもちろんのこと、S様も非常に喜んでいただき、

特に、「いままでどこか他人事のような雰囲気だった娘たちが、

いよいよ本気で取り組もうとし始めたのがとても嬉しかったです。」

とご感想を聞かせていただきました。

やはり、漠然として分からないものはなかなか進められません。

はっきりと道筋についてお話ができたのかと思うと、

私もとても嬉しい気持ちになりました。

実はS様のお話には後日談がありました。

ご紹介させていただいたリフォーム会社が細やかに建物の調査を行ったところ、

基礎にも問題があり、かなり大掛かりに触らないといけないことが判明したのです。

結果的に、そのお家（義父の方が息子夫婦のために購入された物件でした）に

若い二人を住まわせることは断念し、賃貸として貸されることになったそうです。

家の状況やご事情も様々ですので、それはそれで良いご選択だったのかもしれませんね。

今回は、結果的にお役に立つことはできませんでしたが、

ある意味しっかりと判断をしていただくのに、お手伝いはできたのかなと思います。

今後どういったお住まいをお考えになられるかは分かりませんが、

若いお2人にとって、夢のある良いお家にしていただきたいなと心から願っております。

S様、ご家族の皆様、ご来店ありがとうございました。

Kousuke Kitamura